ギャラリー解説
書画
湖南内藤虎次郎、行書七絶(近代、AD1866〜1934) |
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紙本肉筆・・縦132cm、横31cm 「虎」の下に、陰刻「藤虎」と陽刻「字炳卿」の落款が 押されている。内藤湖南は陸奥の人で、名は虎次 郎、字は炳卿、号を湖南と称し、南部藩士で儒者の 内藤十湾の次男で、秋田師範学校卒業後に小学校 訓導となるが、上京して新聞記者となり、大阪朝日 新聞記者から京都帝大史学科講師となり、京都支 那学の基礎を築いて教授を務めた東洋史学者で、 文学・経学にも通じ詩文を善くし更に書にも秀でて、 「内藤史学」を打ち立てた大支那学者である。 |