ギャラリー解説
書画
雨田藤山雷太 、行草書五字(近代、AD1863〜1938) |
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紙本肉筆・・縦116.2cm、横23.6cm 「雨田耕人」の下に、陰刻「藤山雷太」と陽刻「雨田」 の落款が押されている。藤山雨田は肥前の人で、名 は雷太、号を雨田と称し、初め佐賀藩藩校弘道館で 草場船山に学び、次いで長崎師範学校に学んで同 校助教諭となり、更に慶應義塾で福沢諭吉にも学び 、帰郷して長崎県県議会議長を勤め、次いで三井銀 行や王子製紙・日本火災保険等々の役員を歴任し、 日本製糖の社長となって藤山コンツェルンを創設し た実業家である。尚、彼は本学の前身「大東文化協 会」の理事も務めており、また政治家藤山愛一郎は 彼の長男である。 |