ギャラリー解説

書画

養拙寺井辰、楷書二字(江戸時代、AD1640〜1711)

紙本肉筆・・縦133cm、横61cm

「革巷子共」の下に、陽刻「寺井」と陰刻「子共」の落

款が押されている。寺井養拙は京の人で、名は辰・

慎、字は子共、号を養拙・革巷・維堂などと称し、初

め佐々木志頭磨に師事し、後に中国の董其昌を学

び、『内閣字府』を尊信し、養拙流と称された一家を

成した書家で、当時の看板等に多くその書体が用い

られている。


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