ギャラリー解説

書画

秋帆高島舜臣 、行書十四字(江戸時代、AD1798〜1866)

紙本肉筆・・縦125cm、横31.5cm

「乙丑抄白 高秋帆」の下に、陰刻「茂敦」と陽刻「秋帆」の

落款が押されている。高島秋帆は長崎の人で、名は舜臣

、字は茂敦、号を秋帆と称し、長崎の町年寄兼鉄砲方の

家に生まれ、初め天山流の砲術を学び、次いで西洋砲術

を修めて高島流砲術を創始し、幕府講武所の砲術師範と

なった砲術家である。尚、箱書きの「柏山人」とは、秋帆の

門弟で伊豆韮山代官を勤めた江川担庵の家老柏木氏の

後裔、柏木俊一(洋画家)である。尚、本品は慶応元年(

乙丑)、秋帆67歳の時の品である。


[ギャラリー一覧へ戻る]