ギャラリー解説

書画

梧庵神谷永平、楷書文(幕末維新、AD1813〜1887)

紙本肉筆・・縦30.3cm、横47.8cm

「梧屋藤永平謹書」の横に、陽刻「神谷??」と陰刻回印「藤永

平印」の落款が押されている。神谷梧庵は尾張の人で、名は永

平・稲羽、号を梧庵・梧屋などと称し、通称永楽屋伝右衛門と名

乗った豪商であるが、植松茂岳や本居春庭に学んで、書にも堪

能な国学者で晩年には藤島神社の神職を務めている。「丙子

仲春」とあれば、明治九年(1876)の作である。


[ギャラリー一覧へ戻る]