ギャラリー解説

書画

千坂智次郎、行書八字對(近代、AD1868〜1936)

絹本肉筆・・縦129cm、横49.5cm

「千坂書」の下に、陰刻「海軍中將」と陽刻「千坂

智次郎」の落款が押されている。千坂智次郎は山

形の人で、名を智次郎と言い、米沢藩士千坂高

雅の次男で、海軍兵学校(第14期で、小説「坂の

上の雲」の主人公秋山真之の一期先輩)を卒業

後、日清戦争では戦艦扶桑の分隊長、日露戦争

では戦艦初瀬の航海長として出征し、その後戦艦

大和の艦長等を務め、更に舞鶴鎮守府参謀長・

第2戦隊司令官・鎮海要港部司令官等を歴任し、

海軍中将となった軍人である。


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