ギャラリー解説

書画

北湖佐藤正、楷隷書文(近代、AD1849〜1920)

紙本肉筆・・縦206cm、横75.5cm

「正道」の下に、陽刻「北湖」と陰刻「佐藤正道」

の落款が押されている。佐藤北湖は広島の人

で、名は正・正道、号を北湖と称し、広島藩勘

定奉行佐藤真五郎の四男で、明治5年に陸軍

少尉に任官し、歩兵第12連隊中隊長として西

南戦争に出征し、その後、近衛第1連隊大隊

長・歩兵第18連隊長等を歴任し、大佐として日

清戦争(明治27〜28)に従軍するが、重傷を

負って退役し、陸軍少将となった從二位功四級

の軍人で、第3代広島市長・宮中顧問官・修道

中学校総理等も務めている。尚、本品は、二宮

尊徳の遺訓が楷隷書で書かれており、明治丙

午(39年)從二位と有る。


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