ギャラリー解説

書画

櫻痴福地源一郎、行書文(近代、AD1841〜1906)

紙本肉筆・・縦133.5cm、横24cm

「櫻痴居士源」の下に、陰刻「福地源」と陽刻「江

左第一風流才子」の落款が押されている。福地櫻

痴は長崎の人で、名は源一郎、号を櫻痴と称し、

初め蘭学を学び、江戸に出て英語を学び、外国

奉行支配の翻訳に従事して文久遣欧使節に参加

し、維新後は江湖新聞を創刊し、大蔵省に出仕し

て岩倉使節団に随行し、帰国後は東京日々新聞

の主筆として活躍し、演劇改良運動にも関与して

歌舞伎座を開設し、座付き作者として多数の脚本

も執筆した、ジャーナリストにして作家である。


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