ギャラリー解説

書画

青淵渋澤榮一、行書五絶(近代、AD1840〜1931)

紙本肉筆・・縦129cm、横33.5cm

「渋澤榮居士」の下に、陽刻「???」と「??

?印」の落款が押されている。渋澤青淵は武蔵の

人で、名は榮一、号を青淵と称し、初め四書五経

を従兄の尾高惇忠に、神道無念流を大川平兵衛

に学び、江戸に出て漢学を海保漁村に、北辰一

刀流を千葉榮次郎に学び、一橋慶喜に仕えて幕

臣となり、維新後は大蔵省に出仕するも大久保利

通らと対立して退官し、第一国立銀行・東京ガス・

王子製紙・帝国ホテル・京阪電鉄・東京証券取引

所等々、多数の企業の設立に関与した実業家で

あり、「日本資本主義の父」と称されている。尚、

彼は大東文化学院設立の第3回協議会の参加

者でもある。


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