ギャラリー解説

書画

達山佐倉孫三 、行書七絶(近代、AD1861〜1941)

紙本肉筆・・縦135.5cm、横33cm

「達山逸人書」の下に、陰刻「佐倉孫印」と陽刻「達

山居士」の落款が押されている。佐倉達山は二本

松の人で、名は孫三、号を達山と称し、上京して三

島中洲の二松学舎で漢学を学んで塾頭を務めた

後、千葉県警に入り次いで警視庁・司法省を経て

台湾総督初代警察署長となり、帰国後静岡県等

各地の警察を歴任した後、中国福建省武備学堂

教官を務め、帰国して早稲田実業や二松学舎の

教授として漢文を担当した、中国問題評論家の漢

学者で、『山岡鉄舟伝』『台風雑記』『閩風雑記』『

霞城乃太刀風』『徳川の三舟』『時務新論』『警士

之 亀鑑』『達山文稿』等の著作が有る。


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