ギャラリー解説

書画

外川内山松世、行書七絶(近代、AD1864〜1945)

絹本肉筆・・縦137.3cm、横36cm

「外川時七十二」の下に、陰刻「松世印」と陽刻「

雙官盧館」の落款が押されている。内山外川は越

中の人で、名は松世、号を外川と称し、富山藩士

小池春香の長男でるが、村役内山家の養子とな

り、京に出て漢学を草場船山に学び、次いで上京

して慶應義塾に学び、衆議院議員となって犬養毅

や若槻礼次郎らと親交を結び、富山農工銀行や

富山信託銀行を創立し、頭取を務めた政治家の

実業家であるが、同時に富山に在って漢詩会を

開き、富山漢詩壇の指導的な立場にも立ち、多数

の漢詩を残した漢詩人としても、知られている。


[ギャラリー一覧へ戻る]