ギャラリー解説
書画
矧川志賀重昴、行書七絶(近代、AD1863〜1927) |
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紙本肉筆・・縦136.5cm、横32.2cm 「昴」の下に、陽刻「矧川」の落款が押されている 。志賀矧川は三河の人で、名は重昴、号を矧川と 称し、初め攻玉社の塾生となり、次いで東大予備 門から札幌農学校に学び、自費で軍艦に乗船し て南洋諸群島の調査を行い、三宅雪嶺らと政教 社を起こして『日本人』を創刊し、その後欧米・ア フリカを漫遊し、衆議院議員も務めた地理学者で あるが、政治家・ジャーナリスト・教育家と言う多 面性を持った国粋主義者でもあり、彼の『日本風 景論』は日本アルピニズムの先駆的著作である。 |