ギャラリー解説
書画
鳳岡荒木寅三郎、行書五字(近代、AD1866〜1942) |
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紙本肉筆・・縦30cm、横21.5cm 「冬嶺秀孤松」の五字の後の「鳳岡」の下に、陰刻「 荒木寅印」と陽刻「鳳岡學人」の落款が押されてい る。荒木鳳岡は安中の人で、名は寅三郎、号を鳳 岡と称し、儒医荒木保爾の次男で、東京に出て萩原 塾に学び、東京医科大学に入学し、その後独国の ストラスブルグ大学に留学、帰国後は岡山医科大学 を経て京都帝国大学の医化学講座の教授となり、 大正四年には京都帝大で最初の公選総長となり、 昭和十年には学習院第15代院長に就任し、枢密 顧問官に親任され、仏国政府からドラゴン・ド・ラン ナン勲章を授与された医学者である。 |