ギャラリー解説

書画

南陽仁井田好古、行書七絶(江戸時代、AD1770〜1848)

紙本肉筆・・縦25cm、横32cm

「仁井田好古謹具」の署名が有る。仁井田南陽は紀州の

人で、名は好古、字は伯信・伯陽、号を南陽・松隠などと

称し、幼にして句読を受け長じて猛意苦学し、京の伊藤

仁斎・東涯の学(古義学)に私淑し、業成って藩主の講官

を務め、参政にも列した儒者で、特に『毛詩』に長じて『毛

詩補伝』を公刊し、また幕府の命に因り『紀伊風土記』も

編している。和歌山市船所の水道橋前には、彼の撰文

に因る碑が残っている。


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