ギャラリー解説

書画

楊園芳賀剛太郎、行書四字(近代、AD1867〜1947)

紙本肉筆・・縦31.5cm、横102cm

「楊園芳賀剛」の横に、陰刻「芳賀剛印」の落款が押されている。芳賀

楊園は庄内の人で、名は剛太郎、号を楊園と称し、庄内藩士芳賀高明

の長男で、鶴岡中学校中退後、教員補助をしながら独学で小学校の全

教科教員免許を取得し、各小学校の校長を務める傍ら漢学を儒者の

中台華陽や黒崎研堂らに学び、文検合格後に長野師範学校の国語・

漢文・習字の教授を務め、その後伏見宮殿下の侍講を務めて漢文を

進講し、幸田露伴・土井晩翠・菊池寛・大町桂月らと交流を持った、漢

学者である。


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