ギャラリー解説

書画

控庵山田敬直 、楷行書七律(江戸時代、AD1797〜1876)

紙本肉筆・・縦96cm、横31cm

「敬直」の下に、陰刻「敬直之印」と陽刻「別號冉仙」の落

款が押されている。山田控庵は京の人で、名は敬直、字

は其正、号を控庵・梅東・松桂・冉仙などと称し、詩文を善

くして梁川星巌らと交流を持った儒者で、洛南の石清水八

幡の祝も勤めており、晩年には「清氏」を名乗ることも多

い。(嘉永五年版『平安人物志』には、それ以前の「山田

氏」ではなく、「清氏」で記載されている)。また彼は、南画

家の鈴木松年の漢詩文の師でもある。


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