ギャラリー解説
書画
孤峯白水淡 、行草書七絶(近代、AD1863〜1932) |
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紙本肉筆・・縦130cm、横40cm 「陸軍中将白水淡」の下に、陰刻「白水淡印」と陽 刻「家在于天拜山下住」の落款が押されている。 白水孤峯は筑前の人で、名は淡、号を孤峯と称し 、陸軍教導団生徒から陸軍士官学校へ進み、歩 兵第6旅団長副官・台湾駐剳軍参謀・第9師団参 謀長・第14師団長等を歴任した陸軍中将の軍人 であるが、漢詩人としても知られて『孤峯詩鈔』を 著している。尚、小説『坂の上の雲』の中には、「日 露戦争時に漢詩を作れたのは大将・中将級の年 齢の者で、少将クラスの人間にその素養はなく、 それよりも若い世代には無縁のものだった」との記 述が有る。 |