ギャラリー解説

書画

豊城渡邉重石丸 、行書文(近代、AD1837〜1915)

紙本肉筆・・縦134.6cm、横30.4cm

「王田魚々尾隠士」の下に、陰刻「豊城?士」と「重

石丸印」の落款が押されている。渡邉豊城は豊前

の人で、名は重石丸 、号を豊城と称し、祖父重名

・父重蔭・兄重春と代々国学で知られた家に生ま

れ、漢学を中津藩儒手島物斎や野本白巌らに学

び、私塾道生館を開いて敬神尊皇の精神を鼓吹

し、維新後は京都皇学所御用掛兼講官となり、次

いで平田鉄胤の塾に迎えられるが、再び私塾を再

開して、子弟の教育と著述に従事した国学者であ

る。

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