ギャラリー解説

書画

湖山小野長愿、行草書五絶(幕末維新、AD1814〜1910)

紙本肉筆・・縦134cm、横32cm

「湖山七十一翁」の下に、陰刻「長愿之印」の落款が押さ

れている。小野湖山は近江の人で、名は長愿、字は舒公

・士達・懐之など、号を湖山・晏齋・狂狂生・玉池仙史など

と称し、初め経史を大岡松堂に学び、後に江戸で藤森弘

庵に師事し、詩を梁川星巌に学び、藤田東湖と親交を結

んでいるが、明治に入り大阪で優遊吟社を結成し、星巌

の衣鉢を継いだ明治初期を代表する漢詩人であり、同

時に能書家としても名を馳せている。


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