ギャラリー解説

書画

上村彦之丞、行書十五字(近代、AD1849〜1916)

絹本肉筆・・縦126cm、横42cm

「彦」の下に、陰刻「海軍大将」と陽刻「臣彦之丞」

の落款が押されている。上村彦之丞は薩摩の人

で、薩摩藩漢学師範上村藤一郎の長男であるが

、鳥羽伏見の戦いに従軍した後、海軍兵学寮に

入り、成績不良のため海兵4期生(本来は2期)

として卒業し、日清戦争では秋津洲の艦長、日露

戦争では第二艦隊司令長官として出征し、その後

は第一艦隊司令長官等を務めた、海軍大将の軍

人である。


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