ギャラリー解説

書画

海鷗菱田重禧、行草書七絶(近代、AD1836〜1895)

紙本肉筆・・縦149cm、横40cm

「海鷗」の下に、陽刻「天地一沙鷗」の落款が押され

ている。菱田海鷗は大垣の人で、名は重禧、号を海

鴎と称し、大垣藩儒者菱田毅斎の六男で、幼にして

家学を受け、次いで皆川淇園や安積艮斎らに学び

、帰郷して家塾を開き講説に従事するが、小原鉄心

の推挙で大垣藩校教授となり、藩主の侍講も兼ね

た儒者で、特に詩文に秀でている。維新後は、文部

省書記官等に任じられるが、致死して講説を事とし

ている。


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