ギャラリー解説

書画

黒城岡邨載、楷書文(近代、AD1846〜1910)

紙本肉筆・・縦135m、横55cm

「黒城居士載書」の下に、陰刻「岡邨載印」と

陽刻「士厚氏」の落款が押されている。岡邨

黒城は近江の人で、名は載、字は士厚、号

を黒城と称し、京に出て岡邨簣斎(1815〜

1873、萩藩士で山縣墨僊や牧百峯らに学

び、藩校明倫館教授を務めた儒者)に師事し

て婿養子となり、山口に帰って私塾敬止塾を

経営した後、山口第一小学校校長となり、後

に山口師範学校で教える傍ら黒城塾を創立

し、子弟が数千人に及んだと伝える漢学者の

書家である。


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