ギャラリー解説

書画

良齋林久中、行草書十字(江戸時代、AD1808〜1849)

紙本肉筆・・縦128cm、横35.5cm

「良齋書」の下に、陰刻「??」と「良齋」の落款が押さ

れている。林良齋は讃岐の人で、名は久中・時壮、字

は子虚、号を良斎・自明軒などと称し、初め藩校正明

館に学び、大阪で中井竹山に江戸で尾藤二洲に学び

、次いで大塩中斎に師事して陽明学を修め、帰郷して

多度津藩の家老となるも、健康を以って致死し、私塾

弘浜書院を開いて子弟の教育に従事し、池田草庵や

春日潜庵らと交流を重ねた儒者である。


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