ギャラリー解説

書画

老山本澤盛遜、行草書七絶(近代、AD1836〜1907)

紙本肉筆・・縦55cm、横30cm

「老山」の下に、陰陽刻下駄印「雋承」の落款が押さ

れている。本澤老山は羽州の人で、名は盛遜、字は

雋承、号を老山・竹雲・虎山・虚堂などと称し、西養

寺住職の子で、上山藩の明新館や米沢藩の片山塾

等で学んだ後、京に上って高倉学寮で仏典を修め、

次いで梁川星巌に漢詩を、江戸に出て藤森弘庵に

経義や文章を、更に安井息軒の三計塾でも学び、

帰郷して格知学舎を開き、門弟の養育に従事した浄

土真宗の僧侶の漢学者である。


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