ギャラリー解説
書画
大域成瀬温、行草書十四字(幕末維新、AD1827〜1902) |
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紙本肉筆・・縦134m、横32.5cm 「大域書」の下に、陰刻「成瀬温印」と陽刻「號大域」の落 款が押されている。成瀬大域は遠江の人で、名は温、字 は子直、号を大域・桂斎・賜硯堂などと称し、幼にして母 方の祖父に書を習い、東京に出て安井息軒や河田甕江 らに漢学を学び、宮内省に勤めて奉勅の「王羲之聖教序 臨書」を献じて硯を賜り、日下部鳴鶴らの六朝風書に反 対し、長三洲らと顔法に傾倒した書家で、字学にも通じて いる。 |