ギャラリー解説

書画

拙存大久保忠恕 、行書文(幕末維新、AD1800〜1899)

紙本肉筆・・縦136.5cm、横62cm

「拙存老逸敬書」の下に、陽刻丸印「拙存」と陰刻「忠 

恕之印」の落款が押されている。大久保拙存は江戸の

人で、名は忠恕、号を拙存と称し、上野小幡藩主松平

忠恒の次男で、長崎奉行・京都町奉行・陸軍奉行並等

を歴任し、幕末難局の幕政に尽力した幕臣で、明治の

漢学者松平康國や英語学者佐久間信恭らの実父でも

ある。本品は、文久三年(1863)の長崎奉行在職時の

ものである。


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