ギャラリー解説

書画

小林穣洲、行草書十二字(幕末維新、AD1826〜1908)

紙本肉筆・・縦135cm、横32cm

「穣洲散人書」の下に、陽刻「家在水道橋南」と陰刻「

小林穣洲圖章」の落款が押されている。小林穣洲は上

州の人で、隷書・草書の名手として名を成し、私塾墾

信社を開いて多数の門弟を養成した、漢学者にして書

家で、明治15年の「日本全国書画家一覧」には、卷菱

潭・市河万庵らと共にその名が記載されており、明治

39年には、門弟知己に因りその高徳を頌えた壽蔵碑

(生前に建てた碑で、高崎市に現存している)が、建て

られている。


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