ギャラリー解説

書画

秋瓦三井高敏、行草書折帖(幕末維新、AD1823〜1886)

紙本肉筆・・縦30cm、横506cm

「秋瓦居士」の下に、陽刻「端渓漁長高敏書印」の落款が押されている。三井秋瓦は伊勢の人

で、名は高敏・守謙、字は功卿、号を秋瓦・戴星・秋風・無咎・半痴・甃復などと称し、三井高蔭

や本居内遠の門に学んだ国学者の歌人で、能書家としても知られている。また高敏は、松阪

市に有る柳屋奉善の名菓「老伴」の命名者でもある。本品は、杜甫の「後出塞」が書かれた縦

30cm、横22cmの紙が23枚繋ぎ合わされて、板版の折帖形式に仕立てられている。


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