ギャラリー解説

書画

秋濤長田忠一 、行草書五字(近代、AD1871〜1915)

紙本肉筆・・縦133.5cm、横32.3cm

「秋濤書」の下に、陰刻「墨游齋」と陽刻「秋濤」の落

款が押されている。長田秋濤は静岡の人で、名は忠

一、号を秋濤・酔掃堂などと称し、徳川家直参の子と

して生まれ、学習院や第二高等学校で学んだ後、法

律研究の為に渡仏するも演劇に興味を持ち、帰国・

渡仏を繰り返した後、川上音次郎らと演劇改良に尽

力し、翻訳戯曲小説『椿姫』を公刊した、劇作家にし

て翻訳家の仏文学者である。

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