ギャラリー解説
書画
靜堂乃木希典、楷書教育勅語書き下し文(近代、AD1849〜1912) |
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紙本填墨・・縦119cm、横43.5cm 「源希典謹書」の署名が有る。乃木靜堂は長州の人で、名は希典 、号を静堂・石樵などと称し、長府藩士乃木希次の三男で、初め 結城香崖に漢学を学び、次いで藩校明倫館に学んで報国隊漢学 助教となるが、維新後は陸軍練兵教官となり、以後歩兵第14連 隊長・熊本鎭台参謀・東京鎭台参謀長・歩兵第11旅団長・台湾 総督等を歴任し、日露戦争では第3軍司令官として出征し、その 後第10代学習院院長を務め、明治天皇崩御に当たり自刃した、 陸軍大将の軍人である。尚、本品は、肉筆ではなく、本来絹布に 書かれたものを印刷し、その上に墨を載せた填墨品である。 |