ギャラリー解説

書画

幾堂町田忠治、行書十字(近代、AD1863〜1946)

紙本肉筆・・縦132cm、横32cm

「幾堂」の下に、陰刻「町田忠印」と陽刻「幾堂」の

落款が押されている。町田幾堂は出羽の人で、

名は忠治、号を幾堂と称し、秋田藩士の四男で叔

母の町田家の養子となり、初め郷里の私塾で漢

学を学び、東京帝大法科を卒業後は、朝野新聞

等の論説記者として活躍して東洋経済新報を創

刊し、次いで山口銀行の総理事を務めた後、政

界に転じて農林大臣・商工大臣・大蔵大臣等を歴

任した政治家である。


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