ギャラリー解説

書画

鐵鸚小笠原長生、草書四字(近代、AD1867〜1958)

絹本肉筆・・縦114cm、横35cm

「長生書」の下に、陰刻の「長生之印」と陽刻の「鐵

鸚」の落款が押されている。小笠原鐵鸚は江戸の

人で、名は長生、号を鐵鸚と称し、唐津小笠原藩の

最後の藩主長国の継子(本当は、初代藩主長昌の

子で、世子の身分で幕政に参画し、老中格となり第

二次長州征伐の指揮官となった、小笠原長行の実

子である)で、海軍兵学校卒業後、天城・八重山の

乗員を経て巡洋艦分隊長として日清戦争に出征し、

その後、軍令部諜報課員・軍令部参謀・巡洋艦艦

長等を歴任した、海軍中将の軍人で、退役後は宮

中顧問官を務めている。


[ギャラリー一覧へ戻る]