ギャラリー解説

書画

玩易齋佐々木庸綱、草書六字(江戸時代、AD1768〜1853)

紙本肉筆・・縦132.5cm、横29.5cm

「庸綱書」の下に、陰刻「花山院右府公秀許岡泉書博士相

傳」の落款が押されている。佐々木玩易齋は伊勢の人で、

名は庸綱、通称は宗六、号を玩易斎と称し、京に出て花山

院愛徳に書を学んで書博士の免許を得、初め九条家に仕

えるが、尾張に移って華道・書道を教授し、高須藩主松平

義建の招請を受けて江戸で書を教授し、その書風を佐々木

流と称されて、多くの門弟を擁した大師流の書家である。


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