ギャラリー解説

書画

三石澤喬、行書七絶(江戸時代、AD1772〜1853)

紙本肉筆・・縦104cm、横29.5cm

「三石」の下に、陰刻の「澤喬之印」と「三石老人」

の落款が押されている。澤三石は安芸の人で、名

は喬、字は伯遷、号を三石・梅ウ(阜+烏)などと

称し、芸州広島藩浅野公の年寄職を務め、七代

藩主重晟・八代斉賢・九代斉肅と三代に渉って藩

政に参与し、致仕後は書画を楽しみとした文人武

士で、同時に儒者でもあり特に能書家として有名

である。尚、彼の書は、藩校修道館の流れを汲む

修道学園と、新居浜市立郷土美術館に、各々一

本づつ所蔵されている。


[ギャラリー一覧へ戻る]