ギャラリー解説

書画

龍湖三井親和、草書五字(江戸時代、AD1700〜1782)

紙本肉筆・・縦102cm、横19cm

「親和」の下に、陰刻「親和之印」と陽刻「孺卿」の落款

が押されている。三井龍湖は信濃の人で、名は親和、

字は孺卿、号を龍湖・珍話・萬玉亭などと称し、十二歳

で細井広沢に学び、広沢門の四天王の一人で、特に

篆書に優れて、同時に弓や馬を得意とした能書家の

武人で、広沢没後は関思恭と人気を二分し、彼の篆書

は、染め物や織物の意匠にも使われ、「親和染め」とし

て一世を風靡している。


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