ギャラリー解説

書画

陶所池内奉時、行書七絶(江戸時代、AD1814〜1863)

紙本肉筆・・縦106cm、横29cm

「陶所」の下に、陰刻「払剣長嘯」の落款が押されてい

る。池内陶所は京の人で、名は奉時、通称は大学、号

を陶所と称し、京の商家に生まれて折衷学を貫名海屋

に学び、青蓮院宮や知恩院宮の侍読等公家子弟の教

育係を務め、尊皇攘夷の志士として活動し、儒者の尊

攘四天王(梁川星巌・梅田雲浜・頼鴨香jの一人と称さ

れるも、安政の大獄に当たり自首して隠棲するが、裏

切り者として土佐の岡田以蔵に斬殺された勤皇の儒

者である。


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