ギャラリー解説

書画

朝来文哉、楷行書文(江戸時代、AD1750〜1850)

紙本肉筆・・縦28cm、横41.5cm

「天保四年癸巳冬日 朝来書」の横に、陰刻「子郁」と「文哉」の

落款が押されている。「朝来」の雅号を持つ儒者は、肥後の嵯

峨朝来が居るが、彼は文政二年(1821)に死去していれば、「

天保四年」の日付は有り得ない。因って「朝來」は姓と判断した

が、朝来氏は名が文哉、字が子郁以外は、生卒等詳細は全く

不明である。ただ「「天保四年癸巳冬日」と有れば、1833年の

作であることだけは明白で、内容は「司馬温公勸學歌」が書か

れている。


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