ギャラリー解説

書画

觀海松崎惟時、行書文(江戸時代、AD1725〜1776)

紙本肉筆・・縦29.7cm、横46cm

「観海」の横に、陰刻の「君脩之印」と陽刻「觀海」の落款が押されている。松崎

觀海は江戸の人で、名は惟時、字は君脩・子黙、号を観海と称し、儒者松崎觀

瀾の子で、初め家学を受け次いで太宰春台に学びまた詩を高野蘭亭に学び、

篠山藩に仕えて世子の傅を務め、経学・詩文共に盛名を得た儒者である。「寅

享乙丑仲秋」とあれば、延享二年(1745)の21歳の時の作である。


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