ギャラリー解説

書画

傳・芙蓉高孟彪、山水圖併隷書七絶讃(江戸時代、AD1722〜1784)

紙本肉筆・・縦127cm、横28.5cm

「源孟彪」の下に、陰刻「孺皮氏」と陰刻回印「高孟彪印」の落款が

押されている。高芙蓉は甲斐の人で、本姓は源氏、名は孟彪、字は

孺皮、通称は大嶋逸記、号を芙蓉と称し、医師の子であるが京に遊

学して多数の文人墨客と交流し、篆刻・書画を学び更に独学で中国

古典を学んで経学や漢学にも通じ、日本に於ける印章制度を確立

して「印聖」と称された、儒者にして篆刻家・書画家である。尚、本品

は「伝」の作である。良く作られてはいるが、印象が微妙に異なる。


[ギャラリー一覧へ戻る]