ギャラリー解説

書画

研堂黒崎馨、行書四字(近代、AD1852〜1928)

紙本肉筆・・縦124cm、横29cm

「研堂」の下に、陽刻「研堂」と陰刻「氏共」の落

款が押されている。黒崎研堂は庄内の人で、

名は馨・聚、字は氏共・子芳、号を研堂・東瀛な

どと称し、庄内藩家老酒井了明の三男で、藩士

黒崎家の養子となり、漢学。武術を藩校致道館

に学んで詩文・経史を善くし、維新後は旧藩主

酒井家学問所の担任等を務め、また書を日下

部鳴鶴に学んで一家を成した書家で、「経学と

書道は切り離すべからざるもの」と語り、その門

下に松平穆堂・仙場蘭堂・吉田苞竹らの書家が

いる。


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