ギャラリー解説

書画

如石伊藤和、行書七絶(幕末維新、AD1833〜1912)

紙本肉筆・・縦60cm、横32cm

「如石居士」の下に、陽刻「伊藤介夫」と「小字軍八」

の落款が押されている。伊藤如石は泉州の人で、

名は和、通称は軍八、字は介夫、号を如石・雪香・

有不爲斎などと称し、幼にして父を失い学問に精進

し、江戸の昌平嚳に学んで詩文に優れ、幕府の清

国に対する特使派遣に通訳として随行し、維新後は

東京外国語学校や師範学校等の教授を歴任し、大

阪の懐徳堂の資料収集と保存に尽力した儒者であ

る。

尚、本品は、御子孫の方に、譲渡致しました。


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