ギャラリー解説

書画

易堂寺西鼎、行書五絶(幕末維新、AD1824〜1916)

紙本肉筆・・縦138.1cm、横34.2cm

「八十九叟易堂」の下に、陰刻「寺西易堂」と陽刻「

鼎氏易堂」の落款が押されている。寺西易堂は名古

屋の人で、名は鼎、字は子善、号を易堂と称し、詩

文を藤森弘庵や後藤松陰らに学び、書を柳澤吾一

に学んだ学殖深い儒者で、大阪に住して能書家とし

て知られ、筆力雄勁な書を書いている。「八十九叟」

とあれば、大正二年・1913の作である。


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