ギャラリー解説
書画
韋庵岡本監輔、行草書十四字(近代、AD1839〜1904)
紙本肉筆・・縦135.5cm、横33cm
「韋庵」の下に、陽刻「岡本監輔」の落款が押されてい
る。岡本韋庵は阿波の人で、名は監輔、号を韋庵と称
し、文久三年に樺太を調査し、維新後は函館府権判
事となって樺太全島の事務を委任されるが、政府の対
応に不満を持って辞任し、その後は一高講師や台湾
総督府国語学校教授等を務めた探検家である。本品
は、貴重な資料ではあるが、些か焼けが酷い。
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