ギャラリー解説

書画

空洞石坂秋朗、行書七絶(幕末維新、AD1814〜1899)

紙本肉筆・・縦111.4cm、横30.4cm

「空洞山人」の下に、陰刻「石阪秋朗」と陽刻「天津甫」

の落款が押されている。石坂空洞は播磨の人で、名

は堅壮・秋朗、字は天津、号を空洞・鉄琴などと称し、

医師石坂桑龜に学んで養子(本姓は船曳氏)となり、

京に出て森桃塢や山崎玄東・舟曳紋吉らに学び、倉

敷に開業した後に岡山藩主の侍医となり、維新後は岡

山県医学校教授を務めた蘭医学者で、書画・詩文にも

堪能である。


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