ギャラリー解説

書画

龍山宇都宮靖、行書七絶(江戸時代、AD1803〜1886)

紙本肉筆・・縦132cm、横32.8cm

「八十一叟龍山」の下に、陽刻「龍山」と「好直」の落款

が押されている。宇都宮龍山は伊予の人で、本姓は

原田氏、名は靖、字は好直、号を龍山・竹雪山房など

と称し、12歳から伊予藩儒山田東海に朱子学を学び

、16歳で江戸に赴き古賀トウ庵の門に入って修学し、

帰郷して新谷藩藩校教授となった後も、近藤篤山や帆

足万里に教えを受けているが、脱藩して宇都宮龍山と

改名して尾道に住み、三原城代浅野氏の賓師となり、

郷校明善堂の学頭となった儒者で、維新後は尾道に

私塾朝陽館を開いている。


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