ギャラリー解説

書画

桂樵大城谷良範、行書八字(幕末維新、AD1800〜1899)

絹本肉筆・・縦45cm、横77cm

「桂樵書」の下に、陰刻「谷政之印」と陽刻「桂樵野史」の落款

が押されている。大城谷桂樵は筑前の人で、名は良範、通称

は政、字は公法、号を桂樵・酔楼などと称し、太宰府天満宮に

仕へ、書法や詩画を僧古渓に学び、三条梨堂ら五卿の太宰府

滞在中には、三条の命に因り多くの揮毫を行い、維新後は太宰

府神社祢宜や任美那宜神社宮司等を務め、書家としても一家

を成し、『万民必携自由文章大全』(明治18年)・『明治朝野用

文』(明治19年)等を公刊している。尚、大正四年には水野疎

梅撰文に因る「大城谷桂樵碑」が建てられている。


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