ギャラリー解説

書画

黄溪調友、行書文(江戸時代、AD1796〜1851)

紙本肉筆・・縦59.2cm、横87.7cm

「北筑朝倉隠士獨釣軒之調黄溪」の横に、陽刻「獨釣軒」の落款が押されてい

る。調黄溪は筑前の人で、本姓は星野氏、名は友、字は尚甫、号を黄溪・独釣

軒などと称し、調家の養子となって医を学び、更に亀井南冥に儒学を学んで亀

門の四天王と称され、帰郷後は医を業とするも儒学を講じて門弟数百に及び、

徳望高く詩画にも堪能な儒者である。貴重な資料ではあるが、些か虫食いが

酷いのは残年である。


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