ギャラリー解説

書画

銕畊富田實則、行書五絶(幕末維新、AD1835〜1916)

絹本肉筆・・縦132cm、横48.5cm

「銕畊叔題」の下に、陰刻「臣叔明印」と陽刻「銕畊墅

史」の落款が押されている。富田銕畊は仙台の人で、

名は実則、字は叔明、号を銕畊と称し、仙台藩重臣富

田実保の四男で、江戸に出て砲術を学び、次いで勝海

舟の氷解塾に学び、米国に留学してニューヨーク副領

事・清国上海総領事等を歴任し、帰国後は大蔵省に

入省して日銀総裁を、次いで東京府知事等を務めた、

外交官にして官僚実業家でもある。


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