ギャラリー解説

書画

蘭堂井上清純、行書二十字(近代、AD1880〜1962)

紙本肉筆・・縦140cm、横34cm

「井上清純敬書」の下に、陰刻「井上清純」と陽刻「

蘭堂」の落款が押されている。井上蘭堂は鹿児島の

人で、名は清純、号を蘭堂・聴雪などと称し、外交官

吉田清成の二男であるが海軍中将井上良智の養

子となり、海軍兵学校卒業後、巡洋艦の分隊長や

砲術長・工作艦航海長・海防艦副長・砲艦艦長等を

歴任した海軍大佐の軍人であるが、聖応院本多日

生上人に師事して法華経の遊説を行い、退役後は

貴族院議員を務めながら、講妙会を主宰して青年

の教育に尽力している。


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