ギャラリー解説

書画

素岳梨岡南壽太郎、行書五絶(近代、AD1868〜1935)

紙本肉筆・・縦135cm、横32cm

「臥雲山房主人」の下に、陰刻「讀聖覧書」と陽刻「此

趣人不疑」の落款が押されている。梨岡素岳は香川

の人で、本姓は野生司氏、名は南寿太郎、字は子辰、

号を素岳・月梅居士・覚非庵・臥雲山房などと称し、漢

学を村尾篁山に、書と篆刻を鎌田玄斎に学び、陸軍に

入営するも35歳の時に陸軍少尉で退役し、上京して

書を久志本梅荘に、篆刻を五世浜村藏六に学び、石

井雙石や太田夢庵らと「長思印会」を結成し、雑誌『彫

蟲』を創刊して活躍した篆刻家である。


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